技術伝承から工数削減まで、幅広いメリットを享受! 法定義務の高圧ガス保安教育は“みんなガスシル”で安全・安心

技術伝承から工数削減まで、幅広いメリットを享受!
法定義務の高圧ガス保安教育は“みんなガスシル”で安全・安心

高圧ガスを取り扱う企業は、法的に技術者を対象とした高圧ガスの保安教育が義務付けられています。保安教育の準備には手間が掛かることに加えて、ベテラン技術者の退職が進む昨今において、スムーズな技術伝承の課題も浮き彫りになってきています。これらの課題解決をお手伝いするのが、自主保安活動支援パッケージサービス“みんなガスシル”です。今回はサービスの概要から開発のキッカケに加えて、導入後の効果やユーザーの声を、サービスを開発した当社基盤事業支援ユニット営業企画部の大屋智博(以下、大屋)に聞きました。

                             
                                   大屋担当 

Q1:みんなガスシルのサービスとはどのようなものですか?開発のきっかけからサービスの概要について教えて下さい
大屋:「みんなガスシル」のサービス開発のきっかけは、お客様からうかがったお困り事です。それは、コロナ禍で集合研修の実施が難しい中、どうやって法定義務のある高圧ガス保安教育を行うかというものでした。なんとか解決したいという想いに駆られ、新サービスの開発をスタートしました。そして課題解決に向けてまずは2021年から、すき間時間にいつでもどこでも視聴できる、高圧ガスの保安教育動画が見放題の高圧ガス保安教育動画サービス「ガスシル」をスタートしました。そしてお客様へのモニター提案を進め、ご利用いただいたお客様にヒアリングを実施し、その結果を反映し、よりサービス内容をグレードアップしたのが「みんなガスシル」です。
みんなガスシルは、高圧ガスを利用するお客様の自主保安活動を支援するパッケージサービスです。ネーミングは高圧ガスを扱う皆様に、もっとガスのことを知ってほしい、という願いを込めて名付けました。パッケージは3つのサービスで構成されています。1つ目が高圧ガスの保安に関する教育動画(ガスシルラーニング)、2つ目が高圧ガスの不適切な取扱いによって発生する危険性をリアルに感じられる保安管理責任者向け危険体感講習(ガスシルアカデミー)、そして3つ目が安全を総合的に学ぶオンラインのサロン(ガスシルサロン)です。2023年4月に本サービスを正式リリースし、お客様へのご提供を開始しました。

 

 


Q2:サービスをご利用いただくことで、利用者のどのような課題が解決されますか?また、お客様からの評価はいかがですか? 

大屋:サービス開発のきっかけとなった、法的に義務付けられた高圧ガス保安教育に対してどう対応するのかといった課題を解決することができます。コロナ禍が明けて、集合研修を行うことを出来るようになりましたが、研修の担当部門は、講師や参加者の日程調整、資料の作成、会場の設営などなど、様々な準備をこなす必要があります。これらの手間を省きつつ、お客様の課題を解決できるのが、みんなガスシルです。高圧ガス保安教育に必要な知識などを動画で学ぶことができ、一つの場所に集合する必要はありません。また、教育の必要な各人に対して、すき間時間に動画を閲覧してもらうことで、効率的に教育機会を提供することができるようになります。
実際にサービスをご利用頂いている方々からは、「今までは事前準備に2~3日の工数がかかっていたが、研修案内のメール1本のみで完了できるようになった」「教育対象者も講習会に拘束されることが無くなったので業務の効率化につながった」といったご評価を頂いているほか、「分からなかったところは、繰り返し受講可能で理解度の向上につながった」「県の立入検査の際に、ガスシルラーニングを活用した教育体制に 保安検査員から良い取り組みですねとご評価頂いた」など、ご好評いただいています。

             

大屋:また、法的義務付けのある保安教育だけでなく、みんなガスシルの導入効果は他にもあります。特に注目しているのがベテラン社員から若手社員への技術伝承への支援です。今後、多くのベテラン社員が定年を迎え退職していく中、その後を担う若手社員への技術伝承や育成が喫緊の課題になっています。この課題に対してもみんなガスシルの導入から課題を解決した企業もあります。従来であれば、法令に基づいた基準や作業方法などに精通したベテラン社員に聞けば良かったことが、当人らの退職によって、スムーズな業務に支障をきたすことが将来的に想定されたため、本サービスをご導入いただきました。導入後は、「ベテランの引退で詳しい人がいなくなってきているが、ガスシルラーニング(動画)に知りたいことが全部紹介されているので、新人の育成や技術伝承に活用できている」とのことでした。また、一部のご利用者の方においては、社内の業務基準としてご活用頂いているところもあるようです。
  
                    
Q3:みんなガスシルのサービスを進める先にある、目指す未来はどのようなものですか?
大屋:当社として「ガスを売ることは安全を売ること」の精神に基づいて、高圧ガスを取り扱う事業所すべてのお客様にガスの特性について知って頂き、正しく安全にご利用頂きたいと考えています。みんなガスシルを通じて、すべてのお客様に高品質な高圧ガス保安教育を常に受けて頂ける環境を整備することによって、お客様の自主保安力をより高め、安全・安心な事業所を築いて頂けるように、今後もより良いサービスの開発を進めていきます。