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2026/03/25
ニュースリリース

カーボンニュートラル社会実現への取り組みについて
~ベッケンバッハ式石灰焼成炉排ガスからのCO2回収を実証~

 日本酸素ホールディングスグループの日本産業ガス事業会社である大陽日酸株式会社(本社:東京都品川区小山1-3-26、代表取締役社長:永田研二、以下「当社」)は、上田石灰製造株式会社(本社:岐阜県大垣市赤坂町3751 番地、代表取締役社長:上田和男、以下「上田石灰」)昼飯工場にある宇部ベッケンバッハ式竪型焼成炉(以下、ベッケンバッハ炉)排ガスに含まれるCO2を回収する実証試験を実施しました。ベッケンバッハ炉では国内初となる本実証試験において、CO2 を98%以上の濃度で回収できることを確認しました。
 当社は、国内の様々な工業炉への装置導入を積極的に推進することでCO2排出量の削減を図り、カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。


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1.実証試験の背景
 当社は2023 年4 月にCO2回収装置をリリースしました※1。本装置は化石燃料由来以外の新たなCO2排出源をターゲットとし、石灰焼成炉からの生石灰生産の熱分解により副産的に発生するCO2回収を目的の一つとして開発した装置です。石灰焼成炉は、石灰石を高温で焼成する過程で大量のCO2を排出するプロセスであり、このCO2排出量を削減することが、産業分野の脱炭素化における重要な課題となっています。その解決策の一つとして、排ガスからのCO2回収が位置付けられています。こうした取り組みを具体化するため、今回、石灰焼成炉の一種であるベッケンバッハ炉に着目し、上田石灰と共同で、同社が保有する石灰焼成炉からのCO2回収実証試験を実施しました。
※1  2023 年3月31 日に発表した「4月から10 トン/日規模のCO2回収装置を販売開始」(リンク)をご参照ください。



2.実証試験の概要と結果
 今回の実証試験では、ベッケンバッハ炉の排ガスの一部を本装置に導入してCO2回収技術の性能検証および運転条件の最適化を実施しました。その結果、98%以上に濃縮したCO2を一定流量で安定的・効率的に回収できることを確認しました。実排ガスからのCO2回収実証試験に成功したことを受け、今後、実装置導入に向けた検討・展開を本格的に推進し、脱炭素化とカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。


3.実証試験における各社の役割  
 会社名  役割
 大陽日酸 実証試験計画立案、CO2回収装置設計・製作、CO2回収装置運転管理、CO2回収性能解析
 上田石灰製造 実証試験場所提供、実証試験計画支援、現地接続工事、ユーティリティ接続工事
ベッケンバッハ炉の操業、石灰焼成・ベッケンバッハ炉に関する知見提供

 

 


 



 

 

本件に関するお問い合せ
大陽日酸株式会社
広報部: 03-5788-8015