液化ガス供給方法 -エレクトロニクス分野
複数の容器からの並列供給時に、残液化ガスの少ない容器から優先的に供給（特許第5722186号）
本特許は、並列に連結した複数の液化ガス容器から、消費先へのガス供給を連続的に行うことができる供給方法であって、容器内の液化ガスを極限まで供給を可能とし、容器の交換周期を長期化する技術に関するものです。
本特許のガス供給方法は、以下の制御を行ないます。
予め、設定値１（並列供給を開始する液残量値）と、設定値２（並列供給を終了し空瓶容器を充瓶容器に交換する液残量値）とを、設定します。
次に、並列に連結された複数の系統において、まず、Ａ系からガス供給を開始し、Ｂ系統は充瓶のまま待機させます。また、ガス供給中のＡ系では、容器内の液残量（重量）を常時測定します。
その後、Ａ系の液残量が設定値１に達した時、待機状態であったＢ系からも供給を開始し、並列でガスを供給します。このとき、液残量が設定値１に達したＡ系は、Ｂ系よりも供給しにくい状態であることから、圧力調整弁をより開き、優先的に供給させます。
さらに、Ａ系の液残量が設定値２に達した時、Ａ系からの供給を停止します。そして、Ａ系の空瓶容器を充瓶容器に交換し、待機させます。
これにより、各系の容器内の残液化ガスが、ほぼゼロに近い設定値２の重量になるまで供給することができます。
特長
- 連続的に安定して液化ガスの供給ができ、さらに、液化ガス容器内の液化ガスを極限まで消費することができます。
- 液化ガス容器の交換周期を、長期間にすることができます。
対象商品
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