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地球環境保全への取り組み

大陽日酸グループでは、気候変動への対応として「地球温暖化の防止」をメインテーマに、ガス生産工場におけるエネルギー原単位の削減、事業所における省エネルギーの推進、タンクローリーの輸送効率化の推進等に取り組んでいます。
また、環境負荷を低減し、地球環境保全に貢献する製品を開発、市場に提案しています。

酸素・窒素・アルゴン製造工程における環境負荷

当社グループの主力製品である酸素・窒素・アルゴンの製造には多くの電力を必要とし、これらの製造に使用される電力によるCO2排出量はグループ全体の98%を占めています。
酸素・窒素・アルゴンは、深冷空気分離装置で空気を分離して製造されます。まず、原料である空気を圧縮します。空気の圧縮には、多くのエネルギーが必要で、多くの電力が使用されます。圧縮された空気を液化温度近くまで冷却して蒸留装置に送ります。蒸留装置では、気体の空気と液体の空気が接触して蒸留分離が行われ、沸点の低い窒素は気体中に濃縮され蒸留装置の上部から、沸点の高い酸素は液体中に濃縮され下部から取り出され、アルゴンは中間から取り出されます。

深冷空気分離装置の仕組み
深冷空気分離装置の仕組みの画像

地球温暖化防止のための主な取り組みと実績

当社では、「ガス生産工場における省エネルギー推進」を中心に地球温暖化防止に取り組んでいます。環境管理推進会議に「省エネルギー分科会」を設け、ガス生産工場のエネルギー原単位の低減に取り組んでいますが、2019年3月期はパイピングガス大口需要家の製品ガス使用量の変動などにより、エネルギー原単位が2006年3月期比0.2%の増加となりました。
また、電力原単位については、1991年3月期比27.2%の低減となりました。省エネルギー推進のため、省エネルギー型空気分離装置の開発・設置、空気分離装置構成機器の高効率新型機への更新、需要に応じたプラントの最適操業などに取り組んでいます。
なお、(一社)日本経済団体連合会、(一社)日本化学工業協会の「低炭素社会実行計画」に沿った活動も進めています。

国内のガス生産工場における電力使用量と電力原単位指数の推移
ガス生産工場における電力使用量と電力原単位指数の推移の画像

集計範囲: 当社ガス生産工場及び当社が運営管理するガス生産会社
※対象会社は環境データをご参照ください。
※2018年3月期下期からJFEサンソセンター倉敷工場が集計範囲となったため、電力使用量は増加しました。

その他の主な取り組み
取り組み課題と目標 主な取り組み 実績 対象会社※1
1.事業所における省エネルギー推進:
電力使用量削減
(中長期的に見て年平均1%以上)
  • 不要なOA機器の電源オフ、不要な照明の消灯
  • 空調・OA機器・照明機器・共通設備などの省電力機器への更新
  • ノー残業デー、クールビズの実施
2.1%削減
(2018年3月期比)
当社全事業所
(ガス生産工場を除く)
2.タンクローリーの輸送効率化の推進:
輸送製品量当たりの燃料使用量削減
  • 配送ルートの最適化
  • 納入間隔の見直し
  • 面前計量取引の推進
  • 新型タンクローリーの導入
  • エコドライブ教育の徹底
29.1%削減
(1991年3月期比)
グループ内の物流会社
及び主な運送委託先※1
3.当社製品を通じた環境貢献:
環境に貢献する製品の拡販
水素ステーション、SCOPE-Jet®、エムジーシールド®、SF6回収サービス、サーモス製品、レーザー加工用窒素ガス供給システム、燃焼式排ガス処理装置の拡販 1,779千t-CO2
削減貢献※2
当社及び国内の直接の連結子会社

※1 対象会社は環境データをご参照ください。
※2「 温室効果ガス削減貢献定量化ガイドライン(経済産業省2018年3月発行)」等に基づき、CO2削減貢献量を算定しました。

マテリアルバランス

大陽日酸グループの主なInput及びOutput
マテリアルバランスの画像