CLOSE-UP/FCV普及に向けた大陽日酸の「ハイドロ シャトル」

FCV普及に向けた大陽日酸の「Hydro Shuttle®」/水素を燃料とする燃料電池。排出するのは水のみというクリーンなシステムであり、特に日本においては低環境負荷とエネルギー輸入リスク軽減の両面から普及が期待されています。

酸素と水素で走るFCV(燃料電池自動車)は究極のエコカー。

セントレア水素ステーション(愛知)

FCV(燃料電池自動車)は、酸素と水素の反応で発電し、排出するのは水のみというクリーンなシステムです。日本においては低環境負荷とエネルギー輸入リスク軽減の両面から、普及が期待されています。FCVの利用を一般に拡大するためには、水素ステーションの全国的な整備が必要です。

未来に向けて、自動車、石油、都市ガス、産業ガス業界の民間13社の共同声明を発表。

2011年、大陽日酸を含む民間企業13社(自動車、石油、都市ガス、産業ガス)は、FCV国内市場導入と水素インフラ整備に関する共同声明を発表しました。自動車メーカーは、FCV量産車を2015年までに4大都市圏を中心に一般ユーザーへの販売開始を目指します。大陽日酸などの水素供給事業者は、2015年までに100ヵ所程度の水素供給インフラの先行整備を目指します。

国が掲げる目標である2050年までに運輸部門の温室効果ガス排出量80%削減を達成するために、2025年時点でFCV200万台、水素ステーション1,000ヵ所程度を普及させ、FCV・水素ステーション共に経済原理に基づいて自立的に拡大していくというシナリオがあります。

そこで課題となるのがコストです。これまで国内で作られた水素ステーションの設置費用は1ヵ所で約4〜6億円かかり、ガソリンスタンドに比べとても高額でした。

コストを下げて設置数を増やす大陽日酸の「ハイドロ シャトル」。

移動式水素ステーション

コストを下げて設置数を増やすために大陽日酸が開発したのが、従来型の約1/2というコストパフォーマンスを誇るパッケージ型水素ステーション「ハイドロ シャトル」です。設置スペースは最小限で済み、車に搭載して移動できるほどコンパクトなサイズです。水素ステーションには、水素を製造・供給するオンサイトステーションと水素の供給だけを行うオフサイトステーションがあります。「ハイドロシャトル」はオフサイトステーションとしてはもちろん、場所を移動して供給する出張ステーションとして、さらにはオンサイトからオフサイトに運ぶ運搬車としても運用できます。

水素ステーションは2013年度からは商用化へと新たなステージに入りました。今後はいかに水素を安く提供できるかが鍵になります。

大陽日酸では低コストの機器を提供することでFCVの未来に貢献していきます。