CLOSE-UP/大陽日酸の海外展開

大陽日酸の海外展開/大陽日酸では、収益性と効率性を追求した持続的発展と更なる成長を実現するため、積極的な海外展開を図っています。

グローバルプレゼンスを拡大するために、積極的に新市場を開拓しています。

マチソン・トライガス アービング工場

1980年米国への足掛かりとしてJapan Oxygen, Inc.を設立。その後、1983年にマチソン社を買収、1992年にトライガス社を買収、1999年両社を統合しマチソン・トライガス社を設立。その後も継続してM&Aと空気分離装置建設を行い、主要な産業ガス市場を網羅する事業ネットワークを構築しています。

また、中国および東南アジアを含むアジアも重要な市場です。1982年のナショナル・オキシジェン社(シンガポール)の設立を皮切りに、アジアの産業ガスマーケットで積極的な展開を図ってきました。中国では単独での会社を設立。フィリピン、ベトナム、マレーシア、タイ、インドなどでは資本参加と合弁事業設立を中心に市場参入を行っています。

大陽日酸は、海外売上高比率を現在の3割程度から早期に5割まで高めるよう、積極的に新市場を開拓していきます。

最近の事例として、米国、インドネシア、東マレーシアにおける事業展開をご紹介します。

米国で、主要な産業ガス市場を網羅する事業ネットワークを構築。

フロリダ州(Lakeland)のプラントが2013年3月に稼働しています。シェールガス関連のガス需要に対応するため、ノースダコタ州(Dickinson)に建設した空気分離装置は2013年5月に稼働しています。アリゾナ州(Mesa)の空気分離装置は2014年6月に完成の予定です。

米国における当社の空気分離装置はアリゾナ州(Mesa)で17基目となり、米国南部の液生産ネットワークが構築されます。米国での液ビジネスは、拡大が期待されており、今後も年間1〜2基の空気分離装置を新設し、液生産拠点のネットワークを更に拡大していきます。また、シェールガス由来のエタンクラッカーなど、化学プラントの建設が日系企業を含め複数計画されています。大型のオンサイトビジネスのチャンスであり、当社の空気分離技術を生かし、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

液化ガスのネットワーク

フロリダ州(Lakeland)の大型空気分離装置

コンチネンタル・カーボニック・プロダクツ社の拠点

さらに、2014年2月には、米国の炭酸ガスメーカーであり、ドライアイス業界ではシェア第2位のコンチネンタル・カーボニック・プロダクツ社(イリノイ州)を傘下に収めました。酸素・窒素・アルゴンなどに炭酸ガスが加わり、総合ガスメーカーとして、さらなる事業拡大と持続的な収益力の向上を図ります。

インドネシアに産業ガス拠点を設立

サマトール社のチビトン工場

2億3千万人の人口を有するインドネシアは、自動車メーカーをはじめとする日系企業の進出も活発で、産業ガスの市場が高水準で成長を続けています。

2013年12月、サマトール社(インドネシアの産業ガス最大手)、大陽日酸およびナショナル・オキシジェン社(シンガポール)により、産業ガスの合弁会社をインドネシアに設立しました(西ジャワ州ブカシ県GIIC工業団地内)。資本金は600万ドル、出資比率はサマトール社50%、大陽日酸グループ50%。自動車関連部品メーカー向けの事業展開を中心に、拡大を続ける産業ガス需要の獲得を目指します。

東マレーシアの産業ガス市場に参入

東西に分かれるマレーシアの国土

マレーシアにおける大陽日酸の産業ガスビジネスは西部のマレー半島に限定されていましたが、2013年11月、サバ州(東マレーシア)の産業ガスメーカーであるサバ・オキシジェン社の買収により、東マレーシアでの産業ガス市場に参入しました。

サバ州は造船所や医療施設向けなどに底堅いガス需要があり、また天然ガスが豊富なことから石油メジャーも相次いで進出しており、今後はガス需要の増大が期待されます。

さらに、リーデン社(シンガポール)の産業機材および安全具の拡販を進め、マレーシアにおける大陽日酸グループのシェア拡大を図ります。