液化窒素式食品凍結装置「Bistranza-FZシリーズ」

液化窒素式フラットコンベアフリーザー(Bistranza-FZS)発売のお知らせ

概要

-196℃の液化窒素の冷熱を利用する「Bistranza-FZシリーズ」は、省電力、ノンフロン化を促進する環境にやさしい急速冷凍装置。低温急速冷凍で鮮度を保ち、また広い温度領域に対応し、様々な凍結ニーズに応えます。

-196℃の超低温で、おいしく急速冷凍

液化窒素は、-196℃の超低温液体。凍結速度が速く、食品の細胞破損を抑制して、ドリップロスを抑えます。

白身魚(切り身)の温度別凍結時間比較

液化窒素式と冷凍機式凍結による細胞破損の比較

特徴

省電力、ノンフロン化で、環境にやさしい
液化窒素(-196℃の冷熱)を用いるため、電力消費を抑えることができます。また冷媒も不要のためノンフロン化も促進します。

構造が簡単で、壊れにくい
液化窒素(-冷凍機・熱交換器がなどが不要のため構造が簡単で故障が少なく、メンテナンスも簡単です。

コンパクト設計で、設置スペースが小さい
シンプルな構造のためコンパクトな設計が可能。工場内占有スペースの有効活用が可能です。

付帯設備も少なく、イニシャルコストが低い
特別高圧電力引き込み、変圧器、チラーユニットなどが不要ななため、電力料金も抑制。アンモニア冷凍式フリーザーのように散水・除害設備も必要ありません。

洗浄が簡単
構造が簡単なので、装置の隅々まで洗い残しなく洗浄することができます。

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食品向けガス関連システム Bistranza カタログ

ラインナップ

液化窒素式食品凍結装置「Bistranza-FZ」には、主要な製品として、大量凍結処理に適したトンネル型フリーザー「Bistranza-FZT」シリーズ、少量・多品種凍結処理に対応するボックス型フリーザー「Bistranza-FZB」シリーズ、表面凍結技術を搭載した連続式冷凍機であるフラットコンベアフリーザー「Bistranza-FZS」のラインナップが用意されています。

液化窒素式トンネル型フリーザー「BISTRANZA-FZT」シリーズ

「Bistranza-FZT」シリーズは、液化窒素と製品が効率的に熱交換することにより、凍結品の品質を左右する「最大氷結晶生成温度帯を短時間で通過するため、解凍後のドリップロスが少ない、高品質の凍結処理が可能です。

「Bistranza-FZT」シリーズ導入のメリット

  1. ライン化された生産システムに最適です。
  2. フロン・アンモニア冷媒を使用しません。
  3. 転操作が簡単、凍結処理が短時間(冷凍機式の約1/3の処理時間※)で可能です。
  4. 消費電力が少なく、環境負荷低減が可能です。
  5. 生産量変動への追従が容易です。
  6. 凍結処理時間の自由な調整が可能です。
  7. 設備コストが安価です。

お客様の声

  • 衛生管理の徹底が見直される中で、洗浄作業が簡単なのは、とても助かります。また、衛生面では、庫内の冷気が無菌の液化窒素が気化したガス冷気という点でも安心ですね。
  • 予冷が15分で完了するので、作業時間のロスが大幅に減少しました。
  • これまであきらめていた食品の凍結処理が可能になり、スピードアップとともに新商品開発、取り扱いの幅が拡がり、重宝しています。

標準諸元表

液化窒素式ボックス型フリーザ「BISTRANZA-FZB」シリーズ

「Bistranza-FZB」シリーズは、「生産品目が多い」「凍結条件が製品ごとに異なる」「季節的な生産変動が大きい」など、様々なニーズにフレキシブルに対応が可能な、バッチ式凍結装置です。

「Bistranza-FZB」シリーズ導入のメリット

  1. 季節により変動のある特産物に最適です。
  2. 少量多品種生産に最適です。
  3. フロン・アンモニア冷媒を使用しません。
  4. 運転操作が簡単、凍結処理が短時間で可能です(冷凍機式の約1/3の処理時間※)。
  5. 消費電力が少なく、環境負荷低減が可能です。
  6. 庫内温度のプログラムが可能です(高精度な凍結処理の実現)。
  7. 設備コストが安価です。

標準諸元表

Bistranza-FZBツインタイプ(排冷熱有効利用型)

ツインタイプは、大気放出していた排窒素ガスの冷熱を製品予冷などに有効利用するため、液化窒素使用量の低減が可能です。

Bistranza-FZBツインタイプ(排冷熱有効利用型)の導入メリット
1. 既設ラインへの組み込みが可能です。
2. 移設可能な構造・運用が可能です。
3. 必要最低限の占有面積で設置できます。

液化窒素式フラットコンベアフリーザー「Bistranza-FZS」シリーズ

「Bistranza-FZS」シリーズは、液化窒素の持つ冷熱(-196°C)を利用し、極低温環境(-100°C以下)を容易に作り出せる従来の液化窒素式フリーザーの特徴に加えて、本装置には新開発の表面凍結技術である以下の機構を搭載しております。

  • 整流された冷風を発生し、食品表面を素早く均一に凍結する冷風整流発生機構
  • 凍結機内の各ゾーンにおいて個別に温度設定できる温度調整機構
  • 極低温下で稼働可能なフラットベルトコンベア(特許出願中)

「Bistranza-FZS」シリーズ導入のメリット

  1. 素早く食品の表面を凍結するため、後工程で高品質な加工処理が可能です。
  2. 加工の失敗によるロスを抑え、歩留まりを改善することが可能です。
  3. 液化窒素の急速冷凍とシンプルな構造から、比較的短い工程の間に設置するが可能です。
  4. ラットコンベアは製品にコンベア痕を付けず、形状を保持させることが可能です。
  5. 表面凍結のみならず、これまでのメッシュコンベアでは対応できなかった非固形物や小さな対象物の急速凍結処理も可能です。

仕様

フラットベルトの材質は“ステンレス”と“樹脂”の2種類があり、材質により製作可能サイズ(幅・長さ)が異なります。
製作可能サイズの範囲内で、お客様のご要望(生産量、設置スペースなど)に最適な仕様をご提案いたします。

液化窒素式補助冷却機

現在お使いの装置の出口(入口)のわずかなスペースで御利用いただけます。

液化窒素式補助冷却機の導入メリット
1. 既設ラインへの組み込みが可能です。
2. 移設可能な構造・運用が可能です。
3. 必要最低限の占有面積で設置できます。

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