Daisuke Sekikawa 関川 大輔

エンジニア部門

株式会社JFEサンソセンター
1999年入社/電気工学科 卒

顧客工場の安定生産を支えるため、設備の状態を最良に維持し、
酸素の安定供給を必達する

My Work

予防保全・故障対応、設備の更新・新設を担う

鉄をつくるには、大量の酸素が欠かせません。高炉では銑鉄の生産性向上に、転炉では炭素を除去し銑鉄を強靭な鋼「ハガネ」とするために不可欠だからです。JFEサンソセンターは、顧客であるJFEスチール(株)東日本製鉄所殿で必要な酸素、窒素、アルゴン等のガスを供給するために、およそ東京ドーム117個分もある敷地のほぼ中心に位置し、24時間、365日酸素を供給しています。また、関東地区の液出荷拠点として医療用酸素・窒素の生産・出荷を担い、全国でも重要な半導体ウェハ製造向け液化アルゴン生産拠点としての役割も果たしています。
サンソセンターが製鉄所の敷地内にある理由は、遠隔地で生産されたガスを輸送するよりもガス生産設備からパイピングによって直接供給したほうが、リスクが小さいからです。裏を返せば、鉄を生産するには、酸素がそれだけ重要であることを意味しています。私が所属する技術課技術係は、製鉄所の生命線ともいえる、この酸素を安定供給し続けるために、生産設備のメンテナンスや故障対応、JFEスチール(株)殿の生産計画に応じて設備の増設計画立案から建設までを行っています。
毎年、一定の期間を確保して設備の隅々までを調べ、故障を未然に防ぐのが定期メンテナンスです。故障対応では、原因の究明から対処までを素早く行うことで設備の正常稼働を回復し、ガスを安定して供給し続けることが求められます。

Chellenging

数十億円規模のプラント建設に奮闘

1976年に建設されたプラント設備が更新時期を迎えています。そのため、現在主に取り組んでいる業務が、老朽化した設備の更新と、増産にともなう新規プラントの建設です。顧客の中長期的な生産計画をもとに必要な酸素量を割り出し、顧客と共に設備の仕様を決定。その後、大陽日酸のエンジニアリング部門に設計をはじめとしたエンジニアリングを依頼します。併せて、高圧ガス保安法や消防法に基づいた各種書類の作成・担当官公庁への届け出を行い、工事中は現場の安全監理に目を光らせるというのが、おおまかな仕事の流れです。
言葉にすると簡単そうですが、数十億円規模の建設プロジェクトともなると工事を含めると約10,000人の方がかかわり、その調整だけでも煩雑な作業が必要になります。同時に、突発的に発生する故障対応もおろそかにするわけにはいかず、安定供給を維持しながら設備を更新するのは、約20名のスタッフが一丸となって取り組まなければならない一大プロジェクトです。それだけに、新たなガス生産設備が形になっていくに従って充実感が広がっていきます。

Message

自分だけで悩まず、考えをアウトプットしてみる

現在就職活動をしている方は、「自分に向いている仕事は何か?」と考えていることと思います。しかし、自分だけで考えていても答えがでない場合があります。そんなときは誰かに相談してみましょう。仕事でもそうですが、自分から意見をアウトプットしないと適切な助言は得られません。また、言葉にして話すことで混乱していた考えが整理され、自然に答えが見えてくることもあります。もちろん、誰かに適確に伝えるためには事前の情報収集は欠かせません。私の仕事であれば、それは技術知識であったりしますが、皆さんの場合は思い描く将来像だと思います。結婚や子育て、出世……仕事と直接関係しないことでもかまわないので、将来どうなりたいのかをじっくり考え、それを誰かに話してください。突破口が見つかるかもしれません。

My History

1977

東京生まれ。同年9月に父親が倒れ、母子家庭となる。母方の実家での生活が始まった。小中学校の頃から、理科、数学、技術の授業が好きだった。ちなみに、中学校で現在の妻と出会う。

5歳の誕生日(中央)
1995

工業高校から大学へ進学し電気工学を専攻。鋳造実習や機械工作にも携わり、ものづくりの面白さを体験する。この頃から酒を覚え、楽しい酒の呑み方を身に付けていく。

大学時代の研究所にて(電子顕微鏡を使用中)
1999

大陽日酸(株)に入社。2カ月の大阪研修で同期との絆を深めるものの、同期でただ一人だけ酸素工場の新相模酸素(株)に配属される。しかし、ここでバイタリティ溢れる先輩に出会い、大きな影響を受ける。

入社後の大阪研修にて同期と(左端)
2001

(株)名古屋サンソセンターに転勤。これを機に結婚。厳しくも優しい先輩たちに恵まれ、仕事のイロハを学ぶ。

2007

いつのまにか3児のパパに。(株)名古屋サンソセンターの社宅がある常滑ライフにも慣れ、独身寮生とサンマ会、バーベキューなどで交流を深める。調子にのって水上バイクを共同購入し、海での活動も盛んになる。

シーカヤックに搭乗中
2009

現職場に着任。早々にトラブルが多発して、徹夜作業の洗礼を受けるが、同時に充実感も得る。現在は、新規プラント建設に向けて、JFEスチール(株)殿との交渉業務に注力中。

Episode

これからは英語くらい話せないと……

大陽日酸では、英語研修や海外研修を実施しています。海外研修とは、海外にあるガス生産設備を運転する工場へ行き、工場管理者として必要になる国際感覚を育て、意識の変革と視野拡大を促すことで、海外の工場運営に携われる人材の早期育成を目指した研修です。
2010年、この研修に参加してフィリピンへ行ったとき、現地スタッフに対して品質管理について英語でのプレゼン機会がありました。発表内容は、入念に準備していたので問題はありませんでしたが、その後の質問時間では、相手が言うことは聞き取れないし、英語で上手に伝えることもできず、終始冷や汗を流しながら四苦八苦してしまいました。英語は世界の共通語だと改めて痛感させられ、駅前留学から始めようかと真剣に考えています。