Ayako Kai 甲斐 彩子

国内営業部門

産業ガス事業本部 ガス事業統括部 ガス事業部 ガス本部 ガス営業部 ガス営業課
2007年入社/文学部 文学科 卒

希少、かつ扱いの難しいヘリウムの調達、
配分を戦略的に行い、社内、関係先と協力体制を築く

My Work

ヘリウムの調達・分配・営業支援を担う

ガス営業部営業課は、水素とヘリウムの調達、販売管理、営業支援を担う部署であり、私はヘリウムを担当しています。ヘリウムは、天然ガスの副産物で、現在の生産国は米国、ロシア、カタール、ポーランド、アルジェリアの5カ国に限られる貴重、かつ高価な資源です。そのうえ、液体ヘリウムは、僅かな伝熱でも蒸発してしまう性質である為、長期貯蔵ができず、運搬も難しい。大陽日酸は、すべてを北米の関係会社「Matheson Tri-Gas.Inc」から輸入しており、当部署は、このようなヘリウムの特性を考慮しつつ、輸入量やスケジュールの調整を行います。
輸入したヘリウムは、関係会社「ジャパンヘリウムセンター」を通して、主に半導体産業や光ファイバー産業、医療産業向けに販売しています。しかし、希少資源でストックもきかず、輸入時のコンディションによって生産量や製品にするまでの時間にばらつきがあるため、全国の各事業所と情報交換を密にし、「いつ」「どこで」「どれだけ」必要かを正確に把握、ロスなく分配しなければなりません。また、来年以降、「Matheson Tri-Gas.Inc」が新工場を稼動予定。増産されたヘリウムをどう販売するかも、今後の重要なミッションとなります。これら分配計画立案と実際の状況を確認する予実算管理も仕事です。営業支援では、価格データや需要と供給に関するデータなど、営業担当者が必要とする情報を収集・データ化して、適時それを提供しています。

Chellenging

小さなことの積み重ねがコストの無駄を省く

関係各所と協力し、希少資源であるヘリウムを、効率的に調達、販売することが出来たとき、大きなやりがいを感じるはずです。
しかし、私にはまだ、一人ですべての業務を行えるだけの実力はありません。だから、今の自分にできること、例えば、ガスを運搬する為の容器の修繕、整理等にも、一年目は懸命に取り組みました。そういった、一見地味に見える業務も、容器が傷むとそこから熱が伝わりやすくなり、液体状のヘリウムがガス化しロスが発生してしまうことを考えると、重要であることが分かります。また、容器をこまめに整理しておけば、現場でヘリウムをつめている方の作業時間短縮に結びつく。こういう小さなことの積み重ねがコストの無駄をなくすことにつながるのだと考えています。そして、少しでも早く仕事を覚え、今とは違った充実感を味わえる仕事に携わるのが目標です。

Message

就職はスタート。その先に学びたいことを見つけてください

好奇心を持ち、何事にも意欲的に取り組む姿勢は、学生だけでなく、社会人にも求められる資質だと思います。当社にはこれを実践している人が多く、仕事に対する真剣な姿勢は非常に勉強になります。加えて、仕事を離れれば、会社の人は関係ないというのではなく、テニスや野球、駅伝に誘ってくれるなど、部署の枠を超えて、会社の仲間として一緒に楽しもうという風土があります。こういう環境が、仕事をする上でのチームワークとなって現れているのかもしれません。
就職はゴールではなく、その先の人生へとつながるスタートです。だから、何かを学んでいきたいという意欲を失わず、それが実現できるフィールドを見つけてください。

My History

1984

川崎で生まれ、東京の多摩地区で育つ。中学までの吹奏楽から一転、高校では陸上競技に明け暮れた。

2003

大学は、陸上競技と、語学や文化に関する勉強を両立できるところを志望。英米文学を専攻し、教職課程も履修。1学年後半から、部員との寮生活を始める。

ベトナム・ハノイの屋台にて(左から3番目)
ベトナム・ハノイのバイクタクシーの運転手さんと
2005

就職活動開始。部活、授業と両立しながらであったため、大学内のセミナーを多く聴講した。業界を絞らず、いろいろな企業の説明会に参加。エントリーシートなどの文章は、協議にかかわる内容とし、家族や先輩にコメントをもらった。年が明けてから、大陽日酸を知り、興味を持つ。

関東インカレにて
関東女子駅伝にて部活の仲間と(後列右から2番目)
2006

最終的に、教育関係の企業と大陽日酸のいずれにするか迷ったが、大陽日酸のほうが、自分を拡げられそうだと考え、決める。

内定者懇親会にて
2007

大陽日酸入社。約3カ月の研修は、前半を大阪、後半は千葉で現場実習を経験。関西では、ボンベを転がす練習もさせてもらった。7月からは現職に配属。ヘリウム担当として、工場での実習や病院での作業にも同行させてもらう。工場や事業所や全国にあるため、出張もしばしば。

2008

配属から1年が経過し、覚えたこともある反面、日々学ぶべきことも後をたたない。配属当初より顔を覚えてくださった人も増え、その点では仕事がやりやすくなったと思う。プライベートでも、会社の方々と駅伝に出たり、テニス部の合宿に参加したりと、交流の輪が広がっている。

Episode

右も左もわからず。そんな中、目の当たりにしたヘリウム需給会議。

配属されたころ、米国でのヘリウム生産が不安定で、職場にはただならぬ緊張感が漂っていました。液体ヘリウムは、備蓄ができず、輸送も難しいため、一見小さなトラブルが供給に大きな支障を及ぼします。毎日のように、工場や各事業所、また社内でのミーティングが行われ、対策法が話し合われました。右も左も分からず、ミーティングに参加していた私は、あらゆる可能性を模索する先輩方を見ながら、この仕事の難しさを肌で感じ、果たして自分にできるのかという不安を覚えました。あれから1年以上が経った今も不安がなくなったわけではありません。が、重要な方針を決定する場に居合わせたことで、将来目標とするものをイメージできた貴重な体験だったと思っています。