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シロキサン除去方法 -産業ガス分野

バイオガスからシロキサンを連続除去 (登録特許第3776904号)

本特許は、再生可能エネルギーの一つであるバイオガスから、不純物のシロキサンを除去・精製するための技術に関し、シロキサンに対する強力な吸着力を有し、しかも加温窒素ガスを通気することで吸着能力が再生するスチレン・ジビニルベンゼン共重合体を吸着剤として使用し除去・精製することを特徴としています。

以下の写真のように、吸着剤を詰めた2つの吸着塔を用意し、一方の吸着塔にバイオガスを通気してシロキサンを吸着除去する間、他方の吸着塔には加温窒素ガスを通気してシロキサンを脱離し、吸着剤を再利用可能な状態とします。

このように、一定時間ごとに吸着塔へのバイオガス通気と加温窒素ガス通気を切り替えることで、シロキサンを除去することができます。

※シロキサン:ケイ素(Si)と酸素(O)を骨格に持つ化合物の総称。シャンプーや化粧品に含まれるシリコーンオイルに由来する。バイオガスに含まれると燃焼時にシリカ(SiO)粉末を発生し、装置に悪影響を及ぼすことがある。

特長

  • 発酵ガスのような水分を含んだガスからでも連続的に繰り返しシロキサンの除去ができます。
  • シロキサン除去装置の小型化、低コスト化、高性能化を実現することが可能になりました。

応用分野

本特許技術を使用してバイオガスからシロキサンを除去し、さらに濃縮された高純度のメタンガスは、天然ガス自動車の燃料や都市ガス導管への導入の可能性が検討されるなど、地球環境保全への貢献が期待されます。

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