産業ガス/アルゴンAr

アルゴンの物理的性質

アルゴンとはギリシア語で「怠け者」を意味し、その名の通り高温、高圧でも他の元素と化合しない、化学的にきわめて不活性な性質を持っています。無色・無味・無臭のガスで、空気中にわずか約0.93%しか含まれていません。

工業的には、空気を冷却することにより酸素、窒素などとともに分離・精製して製造されます。

アルゴンの物性

化学式 Ar
分子量 39.95
ガス密度 1.783kg/m3(0°C、1atm)
液密度 1.398kg/L(沸点)
比 重 1.38(空気=1)
沸 点 87.5K(1atm)
融 点 84.0K(1atm)
臨界温度 150.7K
臨界圧力 48.0atm、4.86MPa
蒸発潜熱 39.8cal/g、167kJ/kg(沸点)

アルゴンの用途

他の元素と全く化合しない、窒素より安定した特性を利用して、溶接をはじめ、半導体、鉄鋼などで雰囲気用、金属精錬用などに大量に使用されています。また、半導体の基板となるシリコン単結晶製造にも使われます。

溶接

シリコン製造

アルゴンを利用した機器

  • 溶接用シールドガス「サンアーク」
  • 照明用封入ガス
  • アルミニウム溶湯処理精製ガス「アルブレンド」
  • 分析機器のキャリアガス